素直になろうぶろぐ

気持ちを素直に正直に、思いつくまま自由に書いちゃう自分だけ楽しいブログです(笑) ジャンルもごちゃまぜ

叶えたかったのは自分に都合のいい夢でした



眠ってみる時の夢ではなくて、
将来叶えたかった夢について。過去形w

そんな夢について、久々に自分の気持ちの整理をしてみます。


今回は不謹慎な事や失礼な事も書いてしまうと思いますが、所詮ただの戯言ですので(^_^;)





このブログの1番はじめに書いた自己紹介のように、私は長い間漫画家を目指していました。
小学生の頃からの夢でした。

そういうとなんだかスゴイ感じw
でも実際は努力と熱意が伴っていない、所謂口だけの夢だったのかもしれません。


私が考える私が漫画家になる為に必要だったもの。
画力、ストーリー構成、体力、知力、精神力、忍耐力、健康な体とまぁあげようと思えば色々ありますが。
最も大事なのは『商売として描けるか』ということでした。

描きたくないことも、読者や編集が求めるならそれを描けばよかったんです。
それならもしかしたらデビューできていたかもしれません。

その答えを私は随分前から知っていました、気付いていました。
でも実行しませんでした。


自分の描きたいことしか描きたくなかったからです。


夢よりエゴを選んでいた私に、夢を叶える力はありませんでした。

描きたくないことを描くのは、好きなことを描くよりずっと大変です。
ただでさえ漫画を描くのは辛い作業なのに、確実なリターンの保証もないのに、楽しめないことを根気強く続ける。
それは、何が何でも漫画家になるという情熱と強い意志が必要でした。
それを持っている人を私は間近で見ていました。そして自分にはそれが足りないことにも気付いていました。



だから夢を諦めたんです。
ここまで書くと既に、夢と表記するのも本当はおこがましいかもしれませんw

私は自分のことをわかって欲しかった。認めて欲しかった。
そんな自己表現の場として漫画家になりたかったんです。


そういう気持ちが間違ってるわけではなくて、ただそれが叶うのは芸術家センスのある所謂天才と呼ばれる人たちだけだと思っています。

はじめから思いのまま描く漫画がとても魅力的になるのは、その人の才能と自身の魅力で一般人が気付かずにいた世界を表現出来るから。


普通に生きてきて普通の域の発想を超えられない一般人は、
どの職業でも言えるかもしれませんが、下積みを経てやっと既存の仕事の中で自己表現を含ませていったり、
その途中でハッと何かに気がついて、自分の『普通』を飛び越えていったりするものなんじゃないかと思います。

私は確実に後者の部類なのに下積みを怠たりました。
むしろ漫画を描く事が好きだっただけに、嫌々描くのが耐えられなかったんですよね。
嫌いになりたくなかったんです。


だったらもういっそ違う事を探そう←現在ココ。
これはもっと早く気付ければよかったんですけど(笑)なかなか諦めがつかなかったんです|ω・`)





アシスタント時代、
「なんでこんな話で漫画になるんだろう」
「なんでこんな人が漫画家になれるんだろう」
という先生方にもお会いしました(笑)

人間としてどうなんだと、今でも憎らしく思う人もいます。さっさと失敗してしまえばいいとさえ思います。

でも『漫画家』としては皆さん尊敬しています。
くそ、認めたくないけど(笑)


そう思えるようになっただけ、私自身の傷も癒えてきたなぁと思いますねw


夢半ばで死ねたら、なんか美談じゃない?
とか、冗談半分で考えていた時期もありました。
でも死後発表される作品がクズだったら恥ずかしいからやっぱり却下w

余命わずかだと宣告されたら、急に誰もが感動するストーリーが湧き上がるんじゃない?
とか、それも冗談半分で考えていた時期もありましたが。
宣告されてもやっぱり大した話は浮かばなそうだから却下w

バカでしたw






今は夢と呼べる夢はありません。
ただ、自分らしく生きられたらいいなぁと思っています。

苦しく生きるより、楽しく生きたいなぁと。それくらいです。



今はまだ苦々しさが残る過去の夢ですが、
もう少し時間が経っていつか、いい思い出になりますように。



m(。v_v。)m