素直になろうぶろぐ

気持ちを素直に正直に、思いつくまま自由に書いちゃう自分だけ楽しいブログです(笑) ジャンルもごちゃまぜ

送る予定のない手紙



今回は、少し女々しくめんどくさいお話。
11月も今日で最後だから、
これであの人の事は終わりにするから、気持ちの整理として残します。




11月の最後の方、元彼の誕生日がありました。

11月に入ったばかりの頃は、そわそわしていました。
誕生日にメールかLINEを送ろうか、どうしようか。


結果は送りませんでした。
それで正解だったと思います。






元彼とは7年弱付き合っていました。
途中1年ほどの遠距離恋愛もしたし、ほぼ同棲の時もあったなぁ。
色々な付き合い方を経験しました。

別れたのは1年と少し前。
私が、別に好きな人が出来て、お別れすることになりました。
その人が今お付き合いしている男性です。


今は違うけれど、当時はただ好きかどうかだけで言えば元彼の方が今の彼より好きでした。
7年近い間一緒に過ごして、お互いを1番理解してる相手。
そりゃそうですよね。

なのになんで別れる決意をしたのだろう、と
今でも客観的に納得出来る理由を言葉にするのは難しかったりします。


それでも思うのは、
元彼への気持ちが変わったのでない。
元彼と一緒にいる私自身が嫌いだった。
私は元彼と別れて変わりたかったのではないかということです。


元彼はマイペースで自分のやり方は曲げなくて、寡黙にコツコツと努力していくタイプでした。
周りに流されない人でした。
そこがいいところでもあり、ある意味ワガママな部分でもありました。

そして不器用で上手く意図を言葉に出来なかった元彼。


仕事柄、元彼はずっと家にいて、
作業中は邪魔してはいけないと私は待っているだけ。
サポートしなくちゃと家事をして世話を焼いて、
空いた時間の気が向いた時に構われて、
私のタイミングは関係ありませんでした。



そんな生活が続いて疑心暗鬼になることがありました。
私は何なんだろう。
都合のいいペットみたいだと。

向こうの都合に合わせたセックスが嫌な時もありました。

でも普段から愛情を持って接してくれていることは人一倍感じていたから、
好きだから、って言われたら受け入れてしまいました。




どこかいつも苦しくて、
たまに爆発してヒステリックに泣いて責めた。
それでも元彼は言い訳すらしなかった。
黙っているだけだった。
何考えてるか教えてと懇願しても、上手く言えないからと答えてくれなかった。

そんな元彼は辛そうで、
泣き疲れて諦めた私は自分を責めた。
こんなことばかり言う私が悪いのだと思った。

それでも何度も何度も同じことで爆発した。

生活も不安で、将来も不安で、
自分で上手く発散する術を身につけなくては、と足掻いても上手くいかなかった。
自由になるには足枷で、頼り切るには遠かった。




まぁ、上手く距離感が取れていなかったのだと思います。
仕事や夢の挫折などの要素も加わって、思い出してみると精神状態はあまり良くなかったあの頃。
そのせいなのか体調も頻繁に崩していたりしましたね。



私も元彼も長く一緒にいすぎて、相手に執着しすぎてしまっていたのでした。

拒否できない自分が自分を傷つけていました。
手助けしなきゃと勝手な義務感が、自分を窒息させていました。

元彼はその生活に慣れていたし実際に都合が良かったので、変わろうとはしてくれませんでした。
甘えかもしれないけれど、パートナーの協力無しには私は自由になれなかったのです。
元彼は不変を望んでいて、私は変化を望んでいた。
随分前から、そこが食い違っていたのです。





そんな中、急な転機。
今の彼と出会って、私はこの人となら変われると思いました。

それを機に一方的な判断で私は終わりを告げました。(もちろんすごくすごく悩みましたけど、結果は同じ)
自分だけ新しい相手は見つけてあるという…そこが本当に悪女ですね。


実際に執着していたものが強制的になくなった元彼を大分苦しめました。

長かった交際期間分の思い出と、嫌な別れ方が、離れてからもずっと私に元彼を意識させました。


別れたことに後悔はなかったけれど、
自分可愛さにずっと弁明したい気持ちでいっぱいでした。
「嫌いになったわけじゃないんだよ、今でも好きだよ」
でも私はもう戻らない。ならば、
きっとどんな言葉も聞きたくないですよね。


私との思い出を嫌なものにして欲しくないという、勝手な願望でした。
酷いことをしたのに、まだそんな事を考えていた私は本当に浅はかでした。






私の気持ちは私だけのもので、
元彼の気持ちはあの人だけのもの。
今更どう思われていても自分にはどうすることも出来ないし、そもそも知りようがないことでした。

そんな当たり前の事が、ようやく受け入れられるようになりました。

だから私は私で、勝手に、折に触れて祈り続けようと思いました。
あの人の幸せを、成功を。




最後に、送る予定のない手紙を元彼に書きました。
書いていたら不思議と今でもボトボト涙が出ました。
だけど、やっとあの人を思い出に変えることが出来た気がしました。

傷付いたこともあったけど、
とても幸せだった思い出として、私の中に一生残るでしょう。



そして私は少しずつ、自分のなりたかった自分を探し始めています。
「きみがなりたい自分になってね」
と最後に言ってくれたあの人に、私なりに応えられるように。





もう元彼のことで日記を書いたり、泣いたりするのは最後です。
会うつもりはないけれど、もし偶然か何かのきっかけでまた会う事があっても、私はもう思い出の人として接する事が出来るでしょう。


こんな長い言い訳に付き合ってくれて、どうもありがとうございました。