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とても悲しいことがありました。
飼っていたアカハライモリの1匹、ウー太が死にました。
イモリの死因第1位といわれる脱走です。
仕事から帰ってきたら水槽にはもっちゃんしかいなくて、
よく岩の陰に隠れているのでその時はあまり気にしませんでした。
それでもいつもなら、フタを開けると岩陰から顔を出すウー太。
水温確認に温度計を差し込めば、エサかと思って食らいついてくるウー太。
その気配が全然無くて、不安に思って、岩を全部どけてもいなくって、焦りました。
彼氏くんが部屋中探してくれてる間、私は放心気味でした。
脱走出来るような隙間はなかったはず。
いつ?どうして?どうやって?どこにいるの?
でも実際にいないし、やっぱり脱走したんだ。
たかだか10センチ程の体長。
隠れられるような場所はいくらでもあって、本当に脱走でも見つけることすら困難な気がしました。
見つけた時まだ生きてるだろうか?
なら早く見つけてあげなきゃ。
でも見つからない、ふたも閉まっていたのに、やっぱり本当に脱走?
どうして、どうやって?どうして?
っていう繰り返しで、頭の中が。
ウー太の動きを想像して、壁際のテレビ台やカラーボックスを動かして裏を見たら発見しました。
ほこりにまみれて、手に取ると乾いていて、ダメだ…って思いました。
水に浸したら元に戻らないかななんて少し期待したけれど、だめでした。
乾いた表面は潤いを取り戻して、柔らかさも戻ってきたけれど、生き返りはしませんでした。
ちゃんと目を閉じて死んでるんです。
そんな顔もかわいいんです。どうして動かないんだろう。
まったくばかな子だなって気持ちと
ごめんねって気持ちでいっぱい。
ウー太はまだ半年くらいしか一緒に過ごせなかった。
元気で活発で、食い意地が張ってる子でした。
最近やっとエサを見つけるのが上手くなってきたのに。
イモリが死んでしまっても、犬や猫のように悲しめるだろうか?泣けるだろうか?って思ってたけど、
すげー泣けますよ。
半年でこんなレベル。
気をつけていたつもりだけど、甘く見ていたなぁイモリの脱走力。
ウー太を、もっちゃんと最後にさよなら の挨拶をさせて埋めに行きました。
ごめんよ、もっと小まめにチェックすればよかった。
本当にどうやって逃げたのかわからないけど、管理が甘い時がなかったわけじゃないですから、私が悪かった。
それでも、見つけてあげられてよかった。
もう死んでいるかもしれないと思うと、探すのも少し怖かったけれど、
でもやっぱりよかった。
私が見つけられてよかった。
ごめんよ、ウー太。
ごめん。
おまえはすごく可愛かったし、私を癒してくれた。
本当にありがとう。
もっちゃんも、またひとりになってしまった。
図太いマイペースな子だけど、どう思ってるのかな。
そんなわけで、しばらく落ち込んでしまいそうです。はぁーーーーーー